葬儀には事前に概要を決めて、確認することや用意することなどが必要になります。
またその都度、状況に応じて決めなくてはいけないこともありますので、
この不安や疑問を解消するためにも、事前に相談して頂くことをお勧めします。
事前にご相談されることで、故人と最期の時間を長く過ごすことができ、
ご家族や知人ともゆっくり過ごすことができるのです。
どなたにお参り頂くのか(町内の方、ご友人、ご家族・親戚のみ)、またはお参りは頂かず、家族のみで送るのか?など・・・
安置先、関係連絡先、信仰している宗教・宗派、葬儀に飾る家紋、お骨を安置する場所、埋葬先、葬儀の内容や流れなど・・・
遺影に使うお写真、ご関係者名簿、納棺や祭壇に用いる愛用品、ご葬儀で紹介する経歴、届け出に必要なご印鑑など・・・
ご葬儀の内容(会場・祭壇・棺・骨箱・衣装・香典返しなど)、葬儀を務める喪主・施主・役員、新聞広告の有無など・・・
あなたの歩まれた人生の基点があると思います。
就職や結婚、また親から独立して生活をする・・
また時間的なこととして、旅行や趣味を楽しむ・・・
いつも自分で決めてきた今までの人生がありました。
その人生の締めくくりである葬儀を人任せにするのではなく、自分自身で決めたい方や、
ご家族に迷惑をかけないよう事前に決めておきたい方の為に、生前から考えておきたい。
あなたらしい、自分らしいエンディングは一体どんなものですか
最後に伝えたいことはなんですか・・・
大切なご家族の葬儀のことなど、「考えたくもない」・「縁起でもない」という方がほとんどでした。
しかし時代も変わり、ご家族の葬儀を事前に相談・準備する方が増えております。
葬儀の事など、365日毎日考える必要はありません。365日のたった1日であったとしても、考えることが大事です。
そこで気づくことがきっと、たくさんあるはずです。
それは大切なご家族が亡くなった後に行動を起こすことではなく、
ともに生きている間に考え、できること、伝えること、確認することであり
「ともに生きることにつながる」からです。
「彼(父)らしい」「彼女(母)らしい」生き方、最後の葬儀は一体どんなものなのか?
今まで何をしてあげられたか、これから何をしていくか?
70歳の親が余生20年としたら、あと何回会えるのか?